■

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

今週のデトロイト・メタル・シティは久々に質が高かった。
プレステの｢ぼくのなつやすみ｣をいつまでたっても返さないドラムの西田(カミュ)にムカついた根岸(クラウザー)がライブ中に歌詞を変更して西田をディスる(SATSUGAIせよ！SATSUGAIせよ！→HENKYAKUせよ！HENKYAKUせよ！)。ライブは何とか無事終わったものの、ファン達は二人が殺しあうのではないかと本気で危惧。
彼らは冥王星を自分の物にしようとしたカミュさんがクラウザーさんの怒りに触れたんだとナイス解釈。何とか事態を収拾しようとするベースの和田の空気読めない真面目さも良かったし、根岸の「こんな店燃やしちまえばいーだろ」とかダークサイド発言も素晴らしい。あとアワビ。

エアマスター 27 (ジェッツコミックス)

今月になってからヤングジャンプで連載が開始された柴田ヨクサルのハチワンダイバーが面白い。
ストリートファイトが主題のエアマスターから打って変わって今回は将棋。この人の漫画には信念を押し通すことに対する真摯な欲求がいつも描かれていて爽やか。それは人よりも強からんと努めることだったり、人を好きになることだったり、両方だったり。