やめませんか、顔文字

m(_ _)m
こいつを見る度に色々と言いたくなる訳ですよ。見る度に〜、だから今まで相当な回数色々と言いたくなってここまできた訳ですよ。平身低頭頭を下げるポーズなんだろうが、膝が見える気配が一向に無いから彼もしくは彼女は地面に頭を擦り付けているのか。そこまでしなくてもいいだろ。とか、両サイドmじゃ親指の位置どっちかおかしくなるだろ、反転させろ。どっちか。とか、そもそも指の本数がおかしいと奇形児を連想させるとかでアメリカなんかの諸外国ではピッコロの指の数まで規制されんだよ。知ってんのか?アメリカなんか関係ないでぇーす!日本人にしか使わないもーん!か?



まぁまぁ、とにかく限られた文字列配置で表現してみせてるんだからその英断に敬意を表して、膝が云々ってのはこっちで補って考えてあげればいいのではないですかというジェントルな優しさを私はこの半角記号に対しては一切持ち合わせていない訳ですよ。あぁ胸糞悪い。さらにたちが悪いことにこいつをメールの中に認めるときってのは、大抵相手が謝辞を表明するメールな訳ですよ。逆効果も甚だしい。絶対ゆるさん!
私の知人などは必ずメール本文中に顔文字を入れると言うので、私は咄嗟に宇宙の開闢を眼前にしたような表情を作り出して「何故か!」と問うた。すると「文章だけのメールは硬い印象を与えるから」と言うではないですか。

ははぁん、つまりアレか。文章に何らか、控えめに装った香水のようなサムシングをプラスしてくれる役割を顔文字に信託していたわけですな。たかが文字列に。硬く感じられる、じゃあどう言葉を選ぶか。その辺の機知に長けた日本語を母国語に持ちながらこの体たらく。一体全体ワッツ・ゴーイノンだぜ?
意味を持ち、表情を持つ記号を可愛いだとか言っている延長線上には貴方がたが動物園の檻の中を覗くような目で仲良くキモがっている萌えとかアニメとかの世界があるのですよ。
などと日頃から声高々に論旨を振り撒いておりましたらよくできたもので、字顔文字どころか誰もメールをくれなくなりました。寂しいです(>_<)